パブリックリレーションズの定義の「構成」を知る

パブリックリレーションズ定義補足

英語のパブリックリレーションズの原文にある「organization」とは、「組織」を意味すると同時に、コミュニケーションをする上での「構成」を意味します(原文としては、こっちの意味のほうが強い感じがします)。PRSAの最新のパブリックリレーションズの定義を改めて引用してみます。

“Public relations is a strategic communication process that builds mutually beneficial relationships between organizations and their publics.”

日本語

「パブリックリレーションズとは、組織とそのパブリックたちの間に相互に有益な関係を構築する戦略的なコミュニケーションプロセスである。」

この定義を実現するには、具体的にどんなことをしなければならないのか、どういう「構成」を作らないといけないのか、となりますよね。

その構成を形作る要素は、大雑把にわけると以下の4つがあります。

・調査能力(Research):ニーズをつかむ、専門知識を得るための技術
・計画力(Planning) :情報や知識の送受信における計画力
・対話の多様性(Communications Dialogue) :情報チャンネルの理解力
・実施評価(Evaluation) :PR実施に対して適合性と効果検証を行う技術

これらの要素は、コミュニケーションの項で解説する数種類のチャンネルをどのように使うか、という方法論を、4つのケースモデルに分類したものであり、すなわち「広報」「パブリックリレーションズ」を担う者は何かプロジェクトを進めるたびに、このモデルのパターンを通じて仕事をしていくことが重要になってくる、ということで、情報発信をプロジェクト化する上で必須の基本動作となるのです。つまり、

パブリックリレーションズには、工場の生産ラインやサービスマニュアルで決められた手順と同じように、一定の仕事パターンというものがることを示しているのです。

経営コンサルタント的には、これを「フレームワーク」と呼びます。定義では、その「構成」とパブリックとの接点があたらしいつながりを生み出し、対話を作っていくのだ、ということです。