戦略とは(パブリックリレーションズ用語の定義)

PR101

戦略とは、一般的解釈として「目的を達成するためのシナリオを総合的・長期的視点でまとめたもの」。これは用語の定義に盛り込みました。

用語の定義
http://pr401.com/?page_id=168

定義補足として、以下を追記します。

戦略の前提

まとめには、会社の存在意義を定義する経営ビジョンを実現することが前提となっており、その実現のために何をするのか、何ができるのかを調査し、活動の根拠を定めます(個別戦略・事業戦略構築のための基礎資料)。
この根拠が実現できそうな行動計画を経営計画とします(いわゆるできることを定める)。経営計画は短期・中期・長期に分類され、一般的には短期経営計画(1年)、中期経営計画(3~5年)、長期経営計画(5年以上)にそれぞれ定められるとします。

 

事業戦略・個別戦略・経営戦略の分類と位置づけ

戦略には、以下のようなものが出てきます。

経営戦略
(事業戦略)
(個別戦略)
・コミュニケーション戦略
・財務戦略
・営業戦略
・人事戦略
・プロダクト戦略
・開発戦略
・情報(IT整備)戦略
・(マーケティング戦略)
・(成長戦略)
・(知財戦略)

事業戦略の中に、個別戦略にリストするものが含まれるケースもありますが、ここでの個別戦略は事業全般に対し適用するものとし、事業戦略で必要な戦略を個別戦略から活用するようにします。

 

事業戦略・個別戦略・経営戦略の使い方

1.このコンテンツにおける「経営戦略」の使い方
戦略の定義と同じく「目的を達成するためのシナリオを総合的・長期的視点でまとめたもの」で、個別戦略との区別のために使う用語です。戦略としては最上位に位置するもの、とします。

複数事業を行う大きな企業の場合、それぞれの分野での経営戦略として事業戦略を定めることもあります。その場合における経営戦略は、全社の方向性として企業理念をベースに策定されるものとします(複数の事業戦略を一括して経営戦略とする企業もあるかもしれませんが、その場合事業戦略を最上位として使います)。

2.このコンテンツにおける「個別戦略」と「経営戦略」の関係について
個別戦略は、機能別戦略と同義で、経営戦略を達成するためにそれぞれの機能でどういったシナリオにまとめるか、という視点で作成されるものとします。これらの戦略は「全体の達成」を常に意識したものである、とします。

 

コミュニケーション戦略とパブリックリレーションズ、ストラテジックコミュニケーション

3.コミュニケーション戦略とパブリックリレーションズ
パブリックリレーションズは2011年と2012年に、全米PR協会が新たに定義した以下の主文を定義としています。
“Public relations is a strategic communication process that builds mutually beneficial relationships between organizations and their publics.”

*詳細については専用記事を読んでください。

コミュニケーション戦略は、この定義を使って行うことを主軸とし、経営戦略によって方向づけられます。個別に特化が求められる以下のようなケースでは、求められる戦術を追加し、活用するものです。

・マーケティング戦略
コミュニケーション戦略にのっとり顧客創造を目的としたもの
・CSR
コミュニケーション戦略にのっとり企業理念と安全性を、定められた規定・プロセスにそって表明するもの

4.パブリックリレーションズとストラテジックPR、ストラテジックコミュニケーション
経営戦略によって情報発信が方向づけられたパブリックリレーションズを、ストラテジックPR、ストラテジックコミュニケーションと呼ぶことが出てきました。パブリックリレーションズは双方向でのコミュニケーションを主軸としていますが、その双方向コミュニケーションを特定のテーマに活用するものです。

近年、パブリックリレーションズは、ストラテジックコミュニケーションを表現としているケースが目立ち始めています。もしかしたら将来的にはストラテジックコミュニケーションが主流となるかもしれません。当コンテンツも必要に応じてこの表現を使う予定ですが、現段階ではパブリックリレーションズとストラテジックコミュニケーションは分けて使います。