PR101:国内パブリックリレーションズの間違った解釈の修正と再定義

PR101:国内パブリックリレーションズの間違った解釈の修正と再定義 PR101

日本国内での「広報」「PR」を中心としたパブリックリレーションズそれぞれの使い方はプロでもほとんどが間違えています。本場アメリカのように体系化された学部・学科による基礎教育がなく、現場のたたき上げから販促寄りの目先論が形成されていった結果です。

そもそもパブリックリレーションズの定義を語れない専門家が多いし、用語の定義もめちゃくちゃ。PR101では、これらの間違いを本場アメリカの定義にもとづき修正し、世界基準のテキストブック「Effective Public Relations」にのっとりパブリックリレーションズ実践のために必要な環境の解説をしていきたいと思います。

・パブリックリレーションズの定義
・定義補足要素の解説(パブリック、相互理解、コミュニケーション)
・用語の再定義(戦略、戦術、広報、PRなど)
・まちがった解釈の指摘と修正

これらのテーマを徹底的に扱います。

 

PR401

人口動態とSNS利用数の推計調査2018

SNS各社が公開している国内利用登録人数を、人口動態の年代別バランスの構成比率に落とし込んでみました。これをやってみると、年代別・性別でどのくらいの人がどんなSNSをどう使っているのか、なんとなくわかります。
PRプランナー試験

PRプランナー1次試験対策。テキストブックの改定と追加部分の把握

PRプランナー1次試験対策のテキストブックが更新されました。旧版のテキストと何がかわったのかを図説し、とくに新設された3つのテーマについて感想をのべたいと思います。
PR101

ストラテジックコミュニケーション(戦略PR)は昔から意外と身近にある

戦略PRを、こどもでもわかるようなことば化しようと、現場の担当者たちがブログとかで語っていますが、従業員目線をどう経営者目線に変えるか、という小手先のことばかりなのが気になります。そしていつのまにか経営マインドが消えてしまい、目先の方法論マインドになっているようにも感じます。そもそも「バカでもわかりやすいことば」を使う理由はなんだったのかを、さかのぼってみました。
PRプランナー試験

PR概論:パブリックリレーションズ担当者に法律教育は不要、は、間違いです

PRプランナーのテキストブックとして受験予定者に推薦されているPR概論(1次試験向け)。基礎教育の解説として重宝したい本ですが、近代パブリックリレーションズの解説書としては相当遅れており、かつ枝葉末節論にあふれているので、読み方をきをつけなければなりません。今回は法律の勉強について過去問題のファジーさと間違った解答例を指摘します。
PR101

PR101まとめ

世の中で誤用が横行しているパブリックリレーションズの定義をまとめてみたリーダーズガイドです。
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コミュニケーション分類の中でのストラテジックコミュニケーション(戦略PR)の立ち位置

定義にも盛り込まれたとおり、すでに戦略化されたコミュニケーションであるはずのパブリックリレーションズに、新語のように「ストラテジックコミュニケーション(戦略PR)」が使われだしています。その意味をさぐりつつ、それぞれの用語の立ち位置がどこなのかをまとめてみました。
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ストラテジックコミュニケーション(戦略PR)の土台となる経営戦略群

ストラテジックコミュニケーションは、経営戦略に沿ってコミュニケーションの方向性を具体的に示すコミュニケーション戦略によってまとめられ、構成されます。この土台がなければ戦略的なアプローチができず、情報発信の方向感を失います。対処療法では決してできないのです。本編はコミュニケーション戦略を成立させるためにほかの戦略との連携の必要性と戦略そもそもの意味を語ります。
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ストラテジックコミュニケーション(戦略PR)の類義語を考える

広報やPRといった、日本で独自に発展をとげた用語があるため、ストラテジックコミュニケーションの普及には紆余曲折が予想されます。実態としてどんなキーワードが使われているのかをまず、調べてみました。
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パブリックリレーションズ導入前に確認すべき権利:組織内での中立性

パブリックリレーションズの中立性について書いた記事を熱く語っています。
Key Note

PR解説がむずかしい理由

「パブリックリレーションズの定義を言ってください」この質問に答えられる広報部員は皆無と言っていいかもしれません。言えたとしても、経営者視点でないものはのびしろがありません。PRの解説は、すでにまかり通ってしまっているまちがった知識をいかに修正するかにかかっています。しかしコミュニケーションに関わる人は柔軟で発想が自由なはず。その可能性に賭けてみます。
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コミュニケーションの前提理論:マクレガーのX理論Y理論

人の欲求段階により組織のあり方を定義するマクレガーのX理論Y理論は、情報発信をするうえで重要な判断基準となるものです。組織の前提を「従業員はドロボー」とするのか「尊い存在」とみなすのか。この前提の違いは情報発信を秘匿方向にするか、共感ベースとするかという大きな違いを生みだします。
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情報収集といっても、いろいろなテーマがある

どんな目的で情報収集をするかにより、取り組むテーマや方法論はかわってきます。最低限集めればよし、というものから、集めたソースを積極的に活用して研究レポートなどにして発表することもあります。あなたの組織で求められている収集はどんなものなのかを、具体的分類から考察してみましょう。
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パブリックリレーションズは、パスファインダーである

パブリックリレーションズが日々行う情報収集は、新しいビジネスチャンスを作ったり、組織の高度化に重要なきっかけを提供したりすることがよくあります。蓄積した情報を行動に活用するパスファインダー。どこにも所属しない独自の視点は、経営者目線を得るとより効果的です。
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パブリックリレーションズの定義理解から導入の前提までの道のり

パブリックリレーションズの基礎知識解説がひと段落したので、それぞれを書いた記事の目次リストを簡単な解説つきでまとめてみました。ここでは定義解説とその補足の必要性についてと、導入前に整理しておくべき用語の定義、そしてプラクティショナーのスピリットである中立性の解説と、戦略構築という仕事に求められる作業一覧を示しました。既存のPR会社や広報室の仕事内容とは大きく異なるかもしれませんが、経営者目線、戦略目線では個別コミュニケーションは1プロジェクト進行でしかないので、「Web担当」「プレス担当」で募集をしたり、要員を定義すること自体がナンセンスである、ということをはっきりと示しています。
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PR概論のパブリックリレーションズ理念説明は、背景や前提解説がほしい

パブリックリレーションズの定義を理解していることはもとより、それを有効に活用するためにはどのような理念を持っていなければいけないのかということは、意外とまとめられていません
Key Note

孤独な戦い、ひそかなプライド・パブリックリレーションズの中立性

組織において情報を扱うということは、いろいろなことをコントロールする要素に簡単につながります。ゆえに、情報を扱う者という自覚を報道機関並みに持たなければ、組織内外でのポジションの維持は難しくなる、という認識が必要です。
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パブリックリレーションズで建前化した「双方向」を足かせでなく武器にするために

パブリックリレーションズの基本モデルは双方向コミュニケーションですが、その文言は現在の定義からは削除されていて、これはむしろ足かせ要因になっています。つながりを持つ気もないのに情報窓口を設置した、というような建前の横行があるからです。理想論化しがちなこのキーワードに踏み込み、建前にならないようにする提案をしてみました。
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情報発信は、事実・公平・公正を心がけざるを得なくなる

パブリックリレーションズの前提は、まったくの赤の他人と接点を作ることです。つまり、いいと思った情報が悪いと判断されるかもしれない人たちを相手に対話をしなければなりません。そういう環境で情報発信は、事実・公平・公正を心がけることにならざるをえなくなります、という解説を書いてみました
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パブリックリレーションズにおける情報の定義は、社長をボコることができるかに繋がる

パブリックリレーションズの行動は、組織活動の中では特殊なケースが多いのですが、その典型例が利益相反に見える情報活動です。プラクティショナーたちは社会的によいとされる行動を優先し、組織の理論に立ち向かっていくことがあります。それを下支えするものは、個々の情報に対する定義理解にあります。情報とは何か。そこから派生する利益とは何か。必要な視点は何か。組織論やメソッドにつながる重要な項目をここで明確にします。
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知ってもらうアウェアネスとハッピーな結果Win-Win状態をめざす(パブリックリレーションズ定義補足)

パブリックリレーションズの定義にあったキーワード「相互に有益な関係」を得るには、とにもかくにもまず知ってもらうことが必要です。コミュニケーション学ではこれを「Awareness(アウェアネス)」といい、その結果もたらされる双方にとってハッピーな状態を「Win-Winの関係」といいます。
Key Note

パブリックリレーションズ4.0

お金2.0、マーケティング4.0.。。今流行りのなんでもバージョン分類化にのっかって、パブリックリレーションズをバージョン分けしてみました。
PR101

PDCAをPR概論で解説するおかしさ

TQCで広く活用されているPDCAのワークフロー。戦略構築に重きを置くパブリックリレーションズのワークフローとは根本的に設計思想が異なります。ところが日本のPR協会は、PDCAを推奨しています。なぜなのか。PDCAの成り立ちから、PRに対する根深い考え方がわかってきます。それを踏まえたうえでやらされる私たちはどう対応していくか、解説しました。
PR101

パブリックリレーションズに密接なインターネットの進化をフロー図にしてみた

この国のPR関係者の資格試験で使われる参考書・PR概論には、パブリックリレーションズに密接な関係のあるメディアとインターネットの解説があるのですが、わたしはそれらの説明を図解にしてみよう、とおもってやってみました。
身近なものから知るパブリックリレーションズ

マーケティングは、パブリックリレーションズの1形態

マーケティングとパブリックリレーションズの違いを明確にするための論点整理をしてみました。
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