パブリックリレーションズにおいてわかっているつもりで使っている用語も、意外とわかっていないものや、あいまいに使っているものが多いのが、経営関連・情報発信関連で使う用語です。広報・PR・広告・宣伝・プロモーション・経営・戦略・戦術などなど、ここではそれらファジーになりがちな用語をそれぞれ定義していきたいと思います。
とくに、以下のテーマでの用語の理解は、パブリックリレーションズをするうえでCEOも人事採用担当者も、PRプラクティショナーも改めて読み返してもらいたいものです。
たいていの理解が間違っています。
特にリストしたい項目を、いかにリストしてみます。
★「経営ビジョン」「経営戦略」「経営戦術」の違い
…戦略と戦術を混同している人が圧倒的多数です。この違いがわからないと、PRにおける情報発信の選択肢を誤ることが多くなります。
★そもそものパブリックリレーションズの定義
…自称広報の人たちのほとんどが、この定義を答えられません。パブリックリレーションズの本場、アメリカのPR協会がその都度更新する定義の最新解説をここにあげます。
★ストラテジックコミュニケーション
…全米PR協会をはじめ、近年のパブリックリレーションズは戦略的計画に基づく活動がスタンダードとなってきています。「ストラテジックコミュニケーション」と定義されるこの活動の真意は何か。解説しています。
★PRと広報と宣伝のちがい
…超初歩的なことですが、広報を名乗る人もほとんどが混同していてあきれるテーマです。
★マーケティングとの混同
…世界のパブリックリレーションズの教科書「Effective Public Relations」でもひとつのカテゴリーとして扱われているテーマです。販促をベースにコミュニケーションの方法を多数の研究家が成果を発表していますが、それもこれも結局はパブリックリレーションズの1ポーションにすぎません。